こんにちは!岡崎北ハピネス接骨院ブログ
今日は手関節捻挫についてです。
どんな外傷か手関節捻挫は、手をついたり、ひねったりして
手関節部に疼痛が生じる軟部組織損傷で、いくつかの病態があります。
そのなかのひとつにTFCC損傷があります。
TFCCとは、尺骨頭(しゃっこつとう)と尺側手根骨(しゃくそくしゅこんこつ)の間にある
三角線維軟骨・メニスカス類似体・尺側側副靭帯などの複合体のことで
日本語では三角線維軟骨複合体といいます
TFCC損傷は、転倒して手をついたりしたときなどの外傷によって生じる場合
慢性的な使いすぎによって生じる場合、加齢性の変化で生じる場合があります。
検査と診断
手関節捻挫は、圧痛(押すと痛むこと)がどこにあるかでどの部分の損傷であるか
ある程度の診断が可能です。ただ、受傷直後の疼痛が強い時期には損傷部を診断する
ことが困難なことも少なくありません。
TFCC損傷では
TFCCの圧痛、尺屈回外(しゃっくつかいがい)テスト陽性などの臨床所見で診断されます。
治療の方法
手関節捻挫に対しては手関節部が動かないように外固定を行います。
圧痛の軽減の有無が、外固定を除去する目安になります。
TFCC損傷においても、外傷性のものに対しては、3~4週間の外固定を行います。
意外と『手関節捻挫は痛いけどそのまんま・・・』という方が多いのではないでしょうか?
ほっておくと治るのも難しくなってしまう場合もありますので早めの処置が大切です。