シンスプリント
シンスプリントとは主に陸上の長距離選手に多く、その他の競技、スポーツでも起こりやすい足の脛の内側に沿った痛みや膝の下、外側に痛みが伴うことがあります。
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)について
原因
シンスプリントとは、脛骨に対して一回の大きなダメージによる外傷性のものではなく、脛骨に何度も何度も繰り返し負荷がかかって細微な損傷が積み重なって痛みが出てくる障害になります。
ゆっくり損傷していくので、シンスプリントはジワジワ痛みが出てくるのです。
スポーツ別にもよりますが、後脛骨、長母趾屈筋、ヒラメ筋の筋肉の付着部が骨から引き剥がされようとして痛みが出るメカニズムです。
シンスプリントの症状
主に脛骨(すねの内側)の3分の1に沿った痛みがあります。
それ以外にもジャンプ競技で痛みが出る事があり、膝の内側の下の部分に痛みが出ます。
最初は足のすねが重たい感じから始まり、痛みに変わり、その後足がつけないほどの激痛に変わることもあります。
最悪の場合、使い続けると疲労骨折へと移行していきます。
治療初期
- Rest(安静)
- 痛みがあるうちは、できるだけ安静にして患部に負担をかけないようにしましょう。
- Ice(アイシング)
- アイシングをしましょう。
痛みのある部分に袋に入れた氷を当てて20分ぐらい冷やしましょう。
アイシングの際、バンテージや包帯で少し圧迫するように巻いていきましょう。 - Compression(圧迫)
- 下腿部のストレッチをしましょう。
足首を伸ばしたり曲げたりして、脛骨に付着するヒラメ筋、後脛骨筋などといった箇所のストレッチをしていきましょう。 - Elevation(挙上)
- 損傷部は貯留液が溜まりやすいので、足を上げて貯留液を身体の方に送って腫脹をなくしましょう。
幹部に刺激が加わらないようにクッション性の高い靴、またはインソールを入れましょう。
上記のRICE処置を行いましょう。
早期回復オススメコース
上記の4つのメニューを組み合わせることで早期回復が期待できます!
※保険診療、または自費診療を必ず受診していただく必要があります。