こんにちは!藤井です。
岡崎北ハピネス接骨院では
月に一度、スタッフ全員で食事会をしています。
今月は、洋麵屋五右衛門のパスタと
その近くにあったサーティワンアイスクリームに
行ってきました。
久し振りに食べたパスタに感動しながら、
最近、暑くなってきてアイスクリームが
おいしい季節になった事に
食べ過ぎで太る事をこの夏も予感させ、
怖くなりましたが、
みんなで楽しい時間が過ごせた事が、
すごくうれしかったです。
来月もできるように頑張ります!
さて、今回は、前回の続き
野球肩に関する
「インピンジメント症候群」についてです。
インピンジメントには、衝突・挟み込み・引っかかる
という意味があります。
肩関節可動時に、何らかの原因で骨と骨の衝突や
筋肉の挟み込みを起こし障害をきたす事で
「インピンジメント症候群」は発症します。
野球肩の一つとして、紹介していますが
腕を頭上に振りかぶるスポーツや
(テニス・バレーボール・バスケットボールなど)
石材屋さんや建築作業員さんなど
日常的に腕を挙げて仕事をされる人にも
起こりうる症状です。
ちなみに、症候群とつくように種類があります。
大きく分けて4つ
①肩峰下(けんぽうか)インピンジメント
②烏口(うこう)インピンジメント
③インターナルインピンジメント
④前上方インピンジメント
です。
その中でも、今回は野球肩として多く発症する
①肩峰下インピンジメントについて
説明します。
肩甲骨には肩峰と呼ばれる骨の突起部分があります。
肩の先端にある触ると硬い部分が肩峰です。
腕を挙げる動作は、上腕骨が肩峰の下を通過します。
上腕骨と肩峰の間には、
肩のインナーマッスルである棘上筋と
関節の動きをよくする肩峰下滑液包と
呼ばわるものがあります。
この棘上筋と肩峰下滑液包が腕を挙げる際に
上腕骨と肩峰に、名前の通り肩峰の下で
衝突・挟みこまれる事でおこるのが
「肩峰下インピンジメント症候群」です。
「肩峰下インピンジメント症候群」になる原因
肩関節は、いろいろな組織から成り立っているため、
複雑な構造になっています。
その為、様々な要因が重なって起こる事が多いのですが
代表的な原因を紹介します。
① 肩の下にある筋肉が硬い
肩甲骨周りの筋肉や肩の後面の筋肉が硬いと
通常なら上腕骨が肩甲骨に対して下にすべり動く
のが下にすべるスペースを確保出来ないため、
上腕骨が上に突き上げられてしまいます。
つまり、衝突=インピンジメントが
生じてしまうのです。
② 腕の動きと肩甲骨の動きのバランスが悪い
肩を最後まであげるには、
上腕骨だけではあげれません。
肩甲骨が一緒に動く事で最後まであげる事が
出来ます。
上腕骨と肩甲骨にはある決まりごとがあり、
それを肩甲上腕リズムといいます。
肩甲骨の動きが悪くなるとこのリズムが
乱れてしまい、上腕骨と肩甲骨との間に
インピンジメントを引き起こす原因となります。
③ インナーマッスルの筋力低下
肩には、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の
4つで構成される回旋筋腱板(ローテーターカフ)
と呼ばれるインナーマッスルがあります。
このインナーマッスルの筋力低下が起こると
アウターマッスルが強く働いてしまいます。
すると、関節の安定性がなくなってしまい、
上腕骨が突き上げてしまい
インピンジメントの原因となります。
以上が主な肩峰下インピンジメント症候群の原因に
なります。
他にも原因はありますが、
このような状態で投球動作を繰り返す事によって
痛みを引き起こしてしまい、
野球肩の症状を発症してしまいます。
野球肩やインピンジメント症候群は、
スポーツをやっていなくても体の状態によっては、
誰しもが発症する可能性があるものです。
肩の痛みを感じた時は、
早めに医療機関へ受診してくださいね!