今回は「腸脛靭帯炎」についてです。
腸脛靭帯とは太ももの外側にある大きな靭帯です。
腸脛靭帯炎は膝の曲げ伸ばしの繰り返しなどで、腸脛靭帯と太もも外側の骨との間で摩擦が起こって炎症に至る症状です。
長距離走者によく起こるので「ランナー膝」とも言われます。
他にもO脚になっていることで、膝の外側への突出が増えて原因となる事もあります。
腸脛靭帯の柔軟性も大切で、普段運動していない人が急にランニングなどをすると、長い距離でなくても症状が出ることがあります。
・症状
膝の外側の痛みです。最初は運動中の痛みが主ですが、悪化すると安静時にも痛みを感じることがあります。
・治療
まずは運動を休止し安静にしましょう。冷やすことも有効です。腸脛靭帯の負担を少なくするために電気を流すことや、脚のゆがみ改善のためのテーピングなども行います。痛みが少なくなってきたら、ストレッチなどで腸脛靭帯の柔軟性を付けていきましょう。
膝の痛みにお悩みでしたらぜひご相談ください。