座るときの悪い姿勢
座るときの悪い姿勢の代表格と言えば猫背が挙げられます。
猫背とは背中が丸くなってしまい、顔だけが前に突き出してしまう姿勢のことを
言います。前に傾いた頭を支えるために、首や肩の筋肉には大きな負荷がかかっているのです。
パソコンを使用したデスクワークは猫背になりやすいため、長時間続けると肩こりになりやすいと言われています。
また、足を組んで座るのもおすすめできません。
一見、足と肩は離れているので無関係だと思われがちですが
足を組んで座ると骨盤が歪みやすく、背骨や首に負担がかかり、肩こりを招く恐れがあるのです。
ほかにも、ありがちなのが肘をついて机に座る姿勢。
手の平をアゴの下に置いて、肘を机の上に置くこの姿勢は、腰から上半身がねじれた
状態となり、カラダのバランスが崩れてしまいます。肩こりの大きな要因の1つにな
るとも言われているので注意しなければいけません。
立っているときの悪い姿勢
立っているときも姿勢が悪いと肩こりを招くことがあります。座っているときと同様
に猫背は肩こりになりやすく、前傾姿勢は頭の重さを支えるために首や肩に大きな負
担がかかります。
特にスマホを見ながらの立ち姿勢は、自然とねこ背になりやすいので気を付けるようにしてください。
また、片足に重心をかけるような立ち方や足を交差させて立つのも要注意です。
偏った立ち方をすると、カラダのバランスを保とうと肩や背中の筋肉に負担がかかり
肩こりに繋がってしまう危険性があるのです。
座るときに良い姿勢
まずアゴを引き、左右の肩を同じ高さにします。
そして下腹部に軽く力を入れ、お腹を引っ込め、骨盤をしっかり立てるのが良い姿勢
です。最近では姿勢を矯正してくれる椅子やクッションなどもありますので、試して
みると良いでしょう。
また、34×80cmくらいのタオルを棒状に丸めて、お尻の後ろ端をのせるように座ると骨盤がしっかりと立ちます。
しかし、最初のうちは姿勢に気を付けていても、無意識に崩れてしまうことがあるので、時間を決めて正しい姿勢になっているか時々チェックするようにしましょう。
立っているときに良い姿勢
立っているときは、かかとをそろえて両足をぴったりと地面につけます。
次にひざをまっすぐに伸ばし、軽く胸を張ります。
張り過ぎると反り過ぎて逆効果になってしまうので注意するようにしてください。
最後にお腹と肛門にやや力を入れてお尻を引き締めると良いでしょう。
肩こりにならない歩き方
おへそを前に出すようにして
踵ではななくて、腰から先に歩くようにし
着地するときは、足裏全体でフラットに着地します。