最近、珍しい経路をたどる台風で、
関東から北海道は、
川が氾濫したりなどで大変なことになっていて、
ニュースになっています。
今年は、今現在は愛知県に被害は出ていないですが、
まだまだ、台風シーズンが続きますので、
気象情報には気を付けましょう!
今回は台風などの天候不良時の
体への影響についてお話させて頂きます。
天気が悪かったりすると、
頭痛がしたり
関節が痛くなったり
体がだるくなったり、など
体調が悪くなったりしませんか?
天気が悪くなると体調が悪くなるのは、
気圧の変化によるものです。
環境の変化によっておこるものは、
原理を知っていれば、対応しやすくもなります。
以下のことを参考にしていただけると嬉しいです。
まずは「大気圧(気圧)」についてから。
天気予報でお馴染みの気圧の値「hPa(ヘクトパスカル)」。
標準大気圧は「1013.25 hPa=1気圧」と定義され、
この数値を基準に晴天の日は高気圧となり、
雨の日は大気の圧力が低下し低気圧となります。
問題なのは低気圧となった時に起こる、
体への物理的な影響と
自律神経バランスが崩れることです。
「1気圧」の時は「1の力」で全身が大気から常に押されている、
という状態となっているのですが、
気圧が低下すると大気からの圧力が低下し、体は膨張します。
(大気から全身を抑えつけている力が弱まる、というイメージ)
この膨張によって
血管やリンパの流れが生む圧力(勢い)も低下する為、
平時より血行不良を起こし体調不良となる。
どういう事かというと、例えばホースで水を撒いている時、
ホースの口を潰して(圧を掛けて)撒けば、
水流が強くなるでしょう?
圧が強いと水流が増す、という原理の血管版なワケです。
低気圧の場合は圧が弱まるので全身の流れが悪くなる。
つまりは、
低気圧=血流・リンパ循環不良
→ 筋肉が固くなり、冷えやすい
むくみやすい 状況になる
という、メカニズムが体への物理的な作用です。
また、自律神経のバランスが崩れることによるおこる作用は、
自律神経は、物理的な変化のほかに呼吸から「酸素が薄い」、
目から「光が少ない(暗い)」、
また内耳にかかる圧力の変化で
「気圧が低下した」ことを感知します。
そしてこれらの条件を「活動に適さない環境」と判断して、
二種類の自律神経のうちの「副交感神経」を優位に働かせ、
体を「休息とエネルギー蓄積のモード」に切り替え始めます。
低気圧になるとだるい、眠い、疲れるという症状を
感じるのはこのためです。
「今は活動には適さない。じっとしていなさい」という
体からの指令ということです。
しかし台風の接近のようにいきなり大きく気圧が
低下し始めると、副交感神経の急な調整が行きすぎて、
「不調」と感じるほどになってしまうのです。
以上のことで、台風や雨の時(低気圧)は、
体調が崩れやすくなります。
対策としては、血流を上げる為に
「ゆっくり湯船につかる」
「軽い運動(ウォーキング、スクワットなど)をする」
「ストレッチをする」などが効果的です。
また、自律神経を整える為に
「百会」のツボ押しも効果的です。
ゆっくりとじわ~っと押してくださいね!
大型の台風が太平洋にうろうろしていますので、
気象情報に気を付けて、
体調の管理を崩さないように
(以上のことを参考にしていただけると嬉しいです。)
気を付けてくださいね!