こんばんは、雨がずっと続いてますね~
今回はばね指についてです。
ばね指(弾発指)とは?
概要
指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。
手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。
その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘と呼ばれるものです。
丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。
この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、
それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。
その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、
さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。
これを“ばね指”と呼んでいます。
原因
更年期の女性に多く、
妊娠出産期の女性にも多く生じます。
手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのも特徴です。
症状
手の指を曲げたり伸ばしたりする際に抵抗が
あればスムーズに伸びなくなりバネのように動く症状をいい、
曲げ伸ばしの際、痛みを感じることがある。
ひどい場合には、指が曲がったままになってしまい、
反対の手で戻さないと伸びなくなります。
そして、曲がった指が元に戻るとき、
痛みを伴います。
治療
ステロイド剤は炎症を沈静化し、局所麻酔剤は痛みを軽減するので、
注射直後から症状が軽くなることを実感できる場合が多いようです。
症状が重い場合はその効果が長くは続かないため、注射を繰り返すことも多々あります。
しかし、このステロイド剤は単に炎症を抑えるだけではなく、
組織の萎縮を来すことが知られています。このことから、
注射を繰り返すと腱そのものが萎縮し、
細くなってしまう危険性があることを知っておく必要があるでしょう。
そのため、通常3~4回の注射で改善しない場合は手術を検討することになるとのことです。
症状が軽いうちは、基本的に保存療法で経過観察するそうです。
その方法のひとつに、固定療法があります。
装具は、指によって可動性が違うので、
ばね指を起こしているそれぞれの指に合ったものを装着します。
基本的に取り外しは可能で、
1ヶ月くらい夜間のみ固定しますが、
痛みが強い場合は、日中も装具をつけた方が
良いケースもあるようです。
指にテーピングすることで自然治癒を早める方法があるそうです。
自分で出来るばね指の治し方に、ストレッチやマッサージがあります。
とっても簡単な方法があるので、ご紹介します。
ストレッチ
1.ばね指の付け根から指にかけて、腱鞘炎などの痛み止めの塗り薬をすり込みます。
2.指を伸ばすように反対の手でストレッチをします。
※はじめは痛いのですが、繰り返しているうちに動きがスムーズになっていきます。症状が軽いものでは、ストレッチだけで十分な回復が期待できるようです。
マッサージ
1.バネ指になっている指を先端から手のひらの方までしっかり揉みほぐしていきます。
2.次に指の側面もしっかり揉みほぐしていきます。
3.ここがポイントです!手のひらの方もしっかりほぐしていきましょう。
※1日1回しっかり揉んであげるだけでいいので3分くらいで大丈夫だそうです。
鍼灸治療も効果的なのでオススメいたします。